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19年前の自動車事故死亡保険の履歴記録を開示させたいのですが【Q&A №605】

2018/04/04


【質問の要旨】

19年前の交通事故保険金の支払い記録の開示はできるか

記載内容  19年前 任意保険 履歴記録


【ご質問内容】

19年前の父親の交通事故死による保険会社(当時住友損保、現三井住友損保))の任意保険支払いの記録を開示させることはできるのでしょうか?
それぐらい古いと記録は残っていないと担当者が一度回答してきました。
私以外のもう一人の相続人である弟が、当時相続税の上限にかかるので自分のところに入れるといって1400万円ほどを振り込んだのは間違いなく、戸籍謄本等を取り寄せて母親経由で提出した記憶があります。
当時のことを尋ねると弟はいつも恍けて憶えていないと答えてきます。
記録が出てくれば何とかなりそうなのですが,上手い方法はないものでしょうか?
ご教示よろしくお願いいたします。

605

(しまどじょう)



 ※敬称略とさせていただきます

【19年も前の交通事故の記録の開示を求める理由は?】
質問から見れば、父の死亡保険金を弟が全額、自分の口座に振り込ませたことをどうして証明するのかという質問だと思われます。
もし、そのような取り込みがあれば、弟の特別受益あるいは一時預かりであり、遺産に持ち戻しあるいは返還請求ができる可能性はあります。

【過去のお金の動きを確かめる方法】
お金の動きがあるのなら、その確認方法は
 ① 出金した保険会社を調べる。
 ② 入金した銀行を調べる。
 ③ 当時、入出金にかかわった関係先を調べる。
の3つの方法があります。

【保険会社には、金銭の動きのみに限定して再度の照会をしてみる】
保険会社が父の死亡金の支払いについての記録を作成しています。
問題は19年も前の記録を保存しているかということです。
19年もの昔ということであれば、《記録が残っていない》と言われればそれ以上に調べる方策はないでしょう。
ただ、保険にかかる全記録が欲しいのではなく、《いつ、誰に、いくらを送金したのか》というお金の動きが必要なケースです。
保険に関する全記録は廃棄していても、金銭の動きだけなら、コンピューターに保存されている可能性があるかもしれません。
そのため、《送金関係だけでいいから》と照会事項を限定して、コンピューターに履歴が残っていないかを調べてくれと、再度申し入れをしてもいいでしょう。

【入金した銀行の調査】
入金した銀行の調査も考えられますが、これは弟の口座であり、弟の同意がない限り、あなた側では調査ができません。
また、金融機関が19年も前の記録を保存している可能性は少ないでしょう。
なお、通帳が残っている可能性もありますが、それも弟が《そんな古い通帳は残していない》という対応をすれば、それ以上に追求するのは難しいでしょう。

【刑事記録の確認は保存期間の関係で難しい】
19年前の事故は死亡事故のようですので、加害者を被告人として刑事訴訟がなされた可能性があります。
その中に保険金の支払いのことが記載されている可能性もありえます。
しかし、刑事記録の保存期間は判決によって異なり、過失による事故であれば最長10年程度ですので、その記録が残っていることは、まず、ないでしょう。

【コピーや手紙、メールの履歴を確認する】
父が死亡したときに、その相続人の一人の口座に送金をする場合、保険会社としては他の相続人の同意の書面を取ります。
その同意をした書面自体は保険会社に渡しますが、その時にあなたや他の相続人がコピーをしているようなことはありませんか?
支払いに関してメールや手紙でやり取りをしたことはありませんか?
念のためにお調べになるといいでしょう。
大澤龍司法律事務所
電話番号    06-6361-6017
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14:33 その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | 編集

生前の一時金【Q&A №604】

2018/03/22


【質問の要旨】

車の修理代を援助してもらい、返したが、特別受益になるのか

記載内容  返済 ローン 自動車


【ご質問内容】

 亡くなった母から生前一時的に援助を受けました。
 経緯は10年前交通事故に合い車を修理しなくてはならず急きょ修理代を借りることになりました。
 しかしローンを組み中古車を購入することになり借りた一時金は母に返しました。
 借りていた期間は2~3カ月です。
 現在調停中で他の相続人の弁護士から特別受益との指摘を受けております。
 返金した証明、購入した中古車の登録証、ローン返済の書類証明の提出を要求されておりますがその中古車は既に手放しました。
 書類等はありません。
 以上の要求について証明、書類提出できなければ特別受益に値するといわれました。
 どのように対応したら宜しいのでしょうか?

604

(パキラ)



 ※敬称略とさせていただきます

【借りたお金の性格は貸金であるので、特別受益にはならない】
 まず、あなたがお母さんから借りたお金の性格が問題になります。
 あなたが母から贈与を受けたのなら特別受益になります。
 しかし、あなたが主張されているように母からの借り入れというなら、母はあなたに対して貸金債権を有することになります。

【貸金での問題点】
 貸金だとした場合には、あなたが母に返済をしたかが問題になります。
 もし、貸金の返済を証明できなければ、貸金債権として母の遺産になります。
 結局、貸金の場合には特別受益にはなりませんが、返済が証明できなければ、母のあなたに対する貸金債権は存続し、母の死亡時には「貸金返還請求権」という債権として遺産になります。
 贈与や借り入れのどちらにせよ、あなたが貸金の返済を証明できなければ、いずれの場合においても母の遺産として計算されることになります。

【返済の証明はどうするのか?】
 問題は返済を証明できるかどうかです。
 あなたが、返済時に、母から領収書をもらっていたなら、それを証拠に出せば返済を証明できます。
 領収書がないのなら、次のような方策を考えるといいでしょう。
 もし、あなたがお母さんの口座に送金して返済しているのなら、お母さんの預貯金口座の取引履歴を確認して返金を証明できる可能性があります。
 もし、手渡しで返金したというのなら、受け取った母が、返金分を自分の手元にはおかず、預貯金口座に入金した可能性がないかどうか、母の取引履歴で確認するといいでしょう。
 その場合、あなたの預貯金口座から引き出して返済したのだというのなら、あなたの預貯金口座の履歴も取り寄せするといいでしょう。
 あなたの口座から返金分が払い戻しされ、その一方で近接した時期に母の口座に返金額に相当する金銭が入金されているのであれば、返金が立証できる可能性が高いです。
 ただ、取引履歴は10年間程度しか取り寄せできません。
 貸金が約10年前のようですので、迅速に取引履歴の入手の手配をされるといいでしょう。

【返済が証明できない場合】
 貸金の返済を証明する責任はあなた側にあります。
 もし、あなたが返済を証明できないのであれば、借金は返済されていないということなり、母のあなたに対する貸金請求権が遺産になります。
 この場合、あなたは他の相続人に対して、その相続分に応じた返金をする必要があります。

【中古車を買ったことは返済の証明にはならない】
 あなたとしては、修理をせず、中古車の買入をされたとのことです。
 しかし、修理をしなかった、あるいは中古車を買入れたことは、借金の返済の証明としては極めて弱いです。
 修理をしなかったということが借金に返済とつながるというのも、更に中古車を買ったから借金を返済したということも、それだけでは、返済の証明にはならないでしょう。
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14:15 生前贈与・特別受益 | コメント(0) | トラックバック(0) | 編集

亡父の預金引き出しと相続放棄【Q&A №553】

2017/01/17


【質問の要旨】

相続放棄したら仕送りしていた金銭はどうなるのか

記載内容 預金 引き出し 承認

【ご質問内容】

父の死亡後、多額の負債の連帯保証人をしていたことがわかり、子である私たちきょうだい三人全員が相続放棄をすることになりました。

遺産は預貯金40万円ほどと軽自動車1台。ほかにはありません。

父は年金と私たちきょうだいからの仕送りで生活していました。

相続を放棄してしまうと預貯金から仕送り分を返してもらうことはできない、という解釈であっていますか

(おがわ)






【仕送りは貸金ではない】

親子間では困っていたら助け合う義務(扶養義務といいます)があると定められています(民法第877条第1項。末記条文を参照ください)。

子が親に仕送りするような場合にはこの扶養義務の履行に該当すると考えられます。

そのため、子から親に対する仕送りは貸金ではなく、返還を要しない贈与となり、親は返還義務を負いません

そのため、お父さんの遺産から返還を受けることができないという結論になります。


【参考説明:子の親に対する貸金と子の相続放棄との関係】

前項で述べたように、親に対する仕送りは貸金ではないと考えられます。

ただ、本件の質問を離れて、仮に子が親に貸金があった場合、相続放棄との関係がどうなるかも説明しておきます。

相続放棄とは遺産の相続をしないということです。

子であるあなた方が相続放棄をした場合、お父さんの遺産である車や預貯金40万円を相続することはできません。

しかし、子が親に対して貸金のような債権を持っていた場合、子が相続放棄しても、その貸金債権はなくなりません。

相続放棄は親からの遺産をもらわないということであって、あなた方が従来から持っている親に対する貸金債権までなくなることはなく、あなた方は親の遺産に対して貸金の請求ができます


【参考説明:相続財産管理人の選任が必要】

問題は、この請求をした場合に、誰が支払いをしてくれるかです。

相続放棄をしない場合、法定相続人が遺産の権利者になりますので、その権利者の権限として遺産を自由に処分でき、債務の支払いもできます。

これに対して、相続放棄をした場合、その放棄した相続人は遺産を自由に処分する権限はなく、債務の支払いをすることができません

相続放棄をしない法定相続人がいれば、その人が遺産と債務を承継しますので、その人に支払い請求をすることになります。

もし、すべての相続人が放棄をした場合で、貸金を有している債権者が債権の支払いを求めたいのなら、その債権者が家庭裁判所に相続財産管理人の選任の申立をする必要があります。

選任された相続財産管理人が遺産を管理・調査し、債権者に支払いをしてくれます。

ただ、財産管理人選任の申立をする場合、原則として、予納金として裁判所に90万円から100万円を納付する必要があります。
今回の質問の場合、遺産が少ないのでそのような手続きはするメリットはないでしょう。

なお、財産管理人が選ばれた場合、この申立をした債権者の債権の弁済が優先されるわけではなく、債権額に応じた平等弁済になることも理解しておかれるといいでしょう。


【勝手に遺産から弁済をうけた場合の扱い】

相続放棄したにもかかわらず、その放棄した方が遺産から勝手に貸金の返済を受けた場合、その相続人は遺産を取り込んだとして、相続放棄の効力がなくなることがあります

相続放棄が無効になった場合、その相続人は、お父さんの債権者から請求があれば債務の支払いをしなければならないこともありうることにご注意ください。

民法 第877条
(扶養義務者)
1.直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある。
(以下略)


(弁護士 大澤龍司)

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12:57 相続放棄 | コメント(0) | トラックバック(0) | 編集

息子が買った父名義の自動車は遺産か【Q&A №384】

2014/06/09
 15年以上前に購入した車ですが、購入時に私が印鑑登録をしていなかったため、父の名義で購入しました。購入費用、税金、維持費、自動車保険等は私が払っています。このたび父が亡くなり、車が相続の対象となりました。当初は「いらない」と言っていた弟が、相続すると言い出しました。そして相続するまで「乗るな」と言ってきました。このような請求ができるのでしょうか。以下、相手からのメールです

『なんの根拠も示さないままに「あれは私の車です。」と主張してるのがおかしい。
相続対象が3人であるということを認められないままで、自由気ままに乗車するのを
認められないということを言っている。』

相続の対象であることは伝えていますし、名義こそ父であるが全費用負担しているのは私であることも伝えており、相手も認めています。また、家族間では私の車として周知されていました。

よろしくお願いします。

記載内容

自動車 名義 購入費用
(サムライブルー)


【本来はお父さんの遺産ではないが・・】
 まず、問題の車が誰の物(所有)であるかが問題になります。
 特段の事情がない限り、その車の代金をあなたが全額支払っているのであれば、それはお父さんの遺産ではなく、あなた自身の財産だと主張することが可能です。
 問題はあなたが支払ったということの証明方法ですが、もし、あなたの口座から購入代金(ローン代金)が支払われているのなら、名義はお父さんではあるが、実際はあなたの車両である(ので、遺産にはならない)と主張されることも不可能ではありません。
 ただ、これまでの経過で、あなたが、その車をお父さんの遺産として認めたというのなら、とりあえずは、その前提で話を続けざるを得ないでしょう。
 なお、交渉で話が解決せず、調停などをする場合には、《実は、あの車は私が代金を支払ったのであり、その裏付けとしてこのような証拠がある》という形で新たに主張を展開することも考えていいでしょう。

【継続使用を主張できる理由を考えると・・】
 仮に自動車がお父さんの遺産であるとした場合、次は、お父さんとあなたとの間で、車の使用についてどのような契約があったかが問題になります。
 あなたとしてはお父さんから車の使用を認められていたと主張するといいでしょう。
 その使用関係は法的にいえば、無償使用(使用貸借契約)ということになります。
 あなたは、車の保険料や自動車税、維持費等を負担しているようですが、これは車を使用するものが負担するものであって、この支払いをもって使用料(賃料)を支払っていたとは言えません(難しい言葉では《対価関係がない》ということになります)。
 使用貸借は、賃料を支払っている賃貸借契約よりも借主の立場が弱いのですが、それでもお父さんから合意で使用を認められているのであり、この関係は、貸主であるお父さんの死亡によっては終了しませんので、お父さんとの契約で今後も使用を続けることができるはずだと主張されるといいでしょう。
 なお、車の使用については、口頭での約束で成立し、必ずしも書面で契約していなくともよいということも記憶しておくといいでしょう。
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14:24 遺産 | コメント(0) | トラックバック(0) | 編集

★遺産総額を知る権利【Q&A №251】

2013/03/05
 いよいよ遺産分割協議が始まりました。被相続人は父、法定相続人は母、私、私の夫(養子)、妹2人です。夫は相続に無関心で、基本的に私対母、妹2人の対立です。
 私、夫以外は一蓮托生です。妹が勝手に父の預金口座から現金をおろし、母の口座に全てを入れてしまい、母は開示の義務はないと主張し、遺産総額が把握できません。
 また、相続が完了していないにもかかわらず、父の遺産を母のためにという名目で、妹たちは勝手に使っています。彼女たちの主張は、姉さんは土地だけで十分取り分を満たしているし、母の口座に一旦入ったら母のもの、知る権利などないと言い出しました。妙な話ですが、母の口座に父の遺産があることは妹たちも認めています。たとえ現金の取り分がないにしても、遺産総額を知る権利くらいはあると思うのですが。

記載内容

遺産総額 開示 調停
(HO)


【遺産が多額な場合には、税務署から資料を入手する】
 遺産総額が多額で、相続税の申告をする必要がある場合(本件では課税上の遺産総額が1億円以上の場合)であれば、相続税の申告書を税務署で開示してもらい、それで遺産総額を推定することが可能です。

【開示しないのであれば、自ら調査をする】
 相続人は他の相続人に遺産を開示する義務はありません。
 そのため、遺産の内容(不動産や自動車、預貯金、あるいは保険)などは、他の相続人に頼ることなく、自ら調査する必要がありますし、又、他の相続人の同意なく、調査することが可能です。
 具体的には、当ブログの遺産調査関連の記事(例えば預貯金についてはQ&A №98Q&A №158 )をご参照ください。

【調停で開示を求めても・・】
 相手方が情報開示に応じない場合、家庭裁判所で行う遺産分割調停で開示するように要求することも考えられますが、相手方は調停における開示義務がなく、あなたとしては相手方に対する開示請求権をもたないというのが実情です。
 調停委員が、事件解決のために情報開示をすべきであることを相手方に説明してはくれますが、開示義務があるわけではないので、相手方が素直に開示に応じる可能性は少ないでしょう。
 結局、自らの力で遺産を調査するしかないというのが実情です。
 敵である相手方に頼るのではなく、自らの手で遺産内容を把握するしかない、これが遺産分割の一番重要なところです。

【遺産調査を専門家に依頼することも考える】 
 前記の遺産調査は、相続関係の書類の入手や銀行への照会等、手続きが難しいです。
 もし、自分はそのような手続きができないということであれば、相続調査に詳しい弁護士に依頼する等の方法を考えられるといいでしょう。


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15:35 遺産調査 | コメント(0) | トラックバック(0) | 編集

遺産に手をつけた後の相続放棄【Q&A №219】

2012/12/17
 単純承認とみなされますか??

 こんばんは。単純承認とみなされるのかどうかお聞きしたいのですが、今年雇われ社長をしていた父が亡くなり、その後車の名義を父から私に名義変更を変えました。
 それと、父個人通帳(少額だった為相続人全員の印鑑証明や原戸籍提出せず、相続人全員の実印を押印してません)を解約して通帳に入っていたお金を母の口座に一緒にしました(父のお金は使ってません)。その後になって父が会社の連帯保証人になっている事・多額の債務があることがわかりました。
 今現在、相続放棄か限定承認のどちらにしようか検討中なんですが、債務がある事を知る前でも車名義変更や通帳解約は単純承認になりますか?管理してるといえば大丈夫ですか?
記載内容

遺産債務の発見 遺産の名義変更 遺産預金の引き出し 相続放棄  
(LIFE)


【借金を知らずにした処分も単純承認】
 被相続人であるお父さんの自動車の名義をあなたの名義にするなど、相続したことを前提とするような行為をした場合には、相続を承認したものとみなされ、相続放棄ができないのが原則です。
 この場合、被相続人の債務の存在を知らなかったかとしても、相続を承認したということになります。

【例外的に裁判所が相続放棄を認めるかも・・】
 ただし、裁判所も相続財産処分後の相続放棄を認める場合があります。
 たとえば、銀行への問い合わせなど調査をしたが借金が見つからなかった場合や、被相続人とは長期別居状態で被相続人の経済事情がほとんど把握できなかったなど、放棄を認めないと気の毒な事情がある場合には、裁判所も、例外的に相続放棄を認める可能性があります。
 ただ、この場合も、借金の存在を知ったときから3ヶ月以内に放棄の手続きをする必要があります。
 そのため、急いで相続放棄の手続きを手配するべきでしょう。

【専門家の関与が必要です】
 今回の質問では相続放棄を認めるのは、例外的な場合であり、それなりの事情を記載した書面を提出する必要があります。
 裁判所が受理してくれるような、説得力ある文書を作成し、放棄の申述書に添付あるいは記載する必要があります。
 又、連帯保証の債権者(おそらく銀行)の動きも気になるところです。
 そのため、あらかじめ法律の専門家である弁護士に事情を説明し、後日の対応もふまえた申述書作成が必要でしょう。
 費用がかかっても、弁護士に本格的な相談をされるようお勧めいたします。


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【コラム】遺産とは?

2009/06/12
 遺産とは、亡くなった人(被相続人)が持っていた財産のことをいいます。
 通常、遺産といえば、銀行預金や土地建物などプラスの財産を思い浮かべますが、遺産は、必ずしもプラスの財産だけではなく、借金などマイナスの財産も含まれます。
 では、具体的に遺産にはどのようなものがあるのでしょうか。

(1)プラスの財産
 このプラスの財産には、現金、銀行預金、株式、土地建物、自動車、美術品などが含まれます。
 また、土地や建物の賃借権などの権利も含まれます。
 例えば、Aさんがお父さんの名義で借りていた借家に住んでいたとき、Aさんのお父さんが亡くなった場合でも、お父さんの財産を相続したAさんは借家を出て行く必要はなく、引き続き住むことができます。

(2)マイナスの財産
 相続人は、被相続人が亡くなった時から、被相続人の財産や権利を引き継ぎますが、それとともに義務も引き継ぎます。
 そのため、Aさんのお父さんが生前借金をしていた場合、その借金もマイナスの財産として引き継ぐことになります。
 もし、お父さんが誰かの保証人になっていた場合には、相続人であるAさんはその保証人の立場も引き継ぐことになります。

(3)遺産に含まれないもの
 生命保険は、被相続人が死亡することによって支払われるという点で相続と似ていますが、遺産には含まれません。
 そのため、例えば、Aさんのお父さんが死亡し、その相続人がAさんとBさんの2人のケースで、
  ・ お父さん名義の銀行預金 と、
  ・ Bさんを受取人とする生命保険
がある場合、銀行預金は相続によりAさんとBさんとで分けることになりますが、生命保険金は遺産ではないためAさんは受け取ることができず、保険の受取人であるBさんが全額を受け取ることになります。
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